「従来の遮熱対策では満足できない!」という方におすすめなのが、高い効果を見込めるSPACECOOLです。ここでは、SPACECOOLとはどんな製品なのか、事例なども交えながらご紹介します。
SPACECOOLは、太陽光と大気からの熱を95%以上(※)ブロックして熱吸収を抑える放射冷却素材です。しかも、通常大気中に放出される熱を95%以上宇宙に逃がすことで、地球温暖化対策にも貢献することができます。
大きな特徴のひとつが、耐候性に優れている点です。紫外線に対して10年相当以上の耐候性が確認されており、屋外で長期間使用しても冷却効果を維持することが可能。コストパフォーマンスも非常に高いと言えるでしょう。
ラインナップも豊富。対象物に接着可能なフィルムや簡単に着脱ができるマグネットシート、膜材料、ターポリン・キャンバスなどから、対象物に合わせて施工することが可能です。
本田技研工業株式会社と共同開発プロジェクトとして実施した実証試験では、外壁、および屋根にSPACECOOLを施工したことにより、空調が稼働していない状態で、1日の最高気温の時間帯において、天井内部の温度を約15℃低減しました(※)。
屋外盤、蓄電池、キュービクル、基地局などの屋外設備、トラックの荷台、工場・倉庫の屋根、コンテナなどに施工することが可能。空調効率向上による燃費改善、省エネ・CO2削減効果などが期待できるほか、屋外設備内部にある電子機器の劣化抑制、故障トラブルやメンテナンスのコスト低減なども実現することができます。通常のフィルムと高耐久のフィルムの2種類を用意しています。通常のフィルムは白と銀の2種類、高耐久は白のみですが屋外耐候性能が15年と長期間の効果持続を期待できるでしょう。
SPACECOOLフィルムの導入効果として、京阪レジャーサービス(ひらかたパーク)の事例では、機械室の温度上昇抑制を目的として折板屋根天井に施工し、故障停止回数がゼロという結果になりました(※)。
簡単に着脱が可能できるため、鋼性の屋外機器や外壁、屋根などへの施工におすすめです。夏場でも外気気温より2~6℃下げ、冷却能力は70~100W/㎡。体感として涼しさを実感することができます(※)。色は白のみ。サイズは1.020㎜×10m、厚さは0.5±0.02㎜です。
SPACECOOLマグネットシートの導入効果として、関東運送業の事例では、ユニットハウス内の温度上昇抑制を目的として屋根1面に施工し、外気温との温度差が-3℃になる結果となりました(※)
このサイトでは、放射冷却技術を使った遮熱素材・SPACECOOLをはじめ、工場の屋根向け遮熱対策を特集しています。既存の遮熱対策に満足していない、何を選択していいのか分からない担当者の方は、ぜひ参考にしてください。
ENEOSホールディングス株式会社と共同で、高圧受変電盤(空調機能保有)の省エネルギーを目的として実施された効果事例です。
SPACECOL施工有無で空調電力をモニターした結果、晴天日では約21%、雨天・曇りの日を含めた全期間でも約20%の空調電力削減効果を確認しました。(※)
SPACECOOLが竹中工務店、セイリツ工業と共同で、夢洲実証実験として実施した事例です。電子制御盤にSPACECOOLを施工したところ、発熱体なしの場合で、一般塗料と比較して約-10℃、遮光版と比較し-5℃の温度低下を確認。発熱体ありの場合で、一般塗料と比較して約-10℃、遮光版と比較し温度差が約-8℃を確認しました。(※)
社名 | SPACECOOL株式会社 |
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本社所在地 | 東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー 4階 ARCH内 |
公式HP | https://spacecool.jp |
暑さ対策にはさまざまな方法がありますが、工場・倉庫でまず行いたいのが遮熱対策です。遮熱とは、外の熱が室内に入るのを防ぐことです。
夏場の強い太陽光によって屋根や外壁は非常に暑くなりますが、遮熱対策をすることで、その熱が室内に伝わらないようにすることができます。工場・倉庫では、特に熱を持ちやすい「屋根」「窓」「機械」に遮熱対策をするのがおすすめ。以下で詳しく見ていきましょう。