金属折板屋根用遮熱シート「冷えルーフ」について解説しています。
サワヤが提供している金属折板屋根用の遮熱シートです。シートを敷いて日陰をつくることで、屋根に直接太陽光が当たるのを防いで温度上昇を抑える仕組み。また、シートと屋根の間にある空気層で熱伝導を防げるほか、シートに開けられた無数の穴を風が通るため、屋根とシートの間にあるく空気層が暖められるのを防げます。これらの効果で屋根面の温度上昇を抑え、室内温度の維持、空調費の削減、CO₂排出量削減などを実現することが可能。
シート状なので施工が簡単。一度設置しても取り外せるため、撤去・移設もラクラクです。1,000m2の屋根面を約1日で施工できます。施工後5年間の性能保証も用意されており、保証期間内には年1回の無料メンテナンスが実施しているとのことです(※保証の利用については有償プラン加入等の別途条件が設けられている可能性があります。詳細はサワヤまで直接お問い合わせください)。

冷えルーフはシリーズ製品しておらず、バリエーションはありません。今後のシリーズ展開に要注目です。
このサイトでは、冷えルーフなど遮熱素材を調査し、工場の遮熱対策を特集しています。既存の遮熱対策に満足していない、何を選択していいのか分からない担当者の方は、ぜひ参考にしてください。
公式HPには、薬品工場や食品工場、製造工場、物流倉庫などの屋根における施工画像が掲載されていました。ハゼ式折板屋根や重ね式折板屋根に対応している旨が確認できます。また、国内だけではなく、タイや台湾の工場施工事例も確認できました。
導入前は毎年熱中症の症状が出る作業員が数名でていたため、熱中症対策として冷えルーフを導入。その結果、施工後の熱中症者はゼロになったそうです。また、三重県にある別の倉庫では、暑さのせいで倉庫に保管していたお菓子製品が溶けているというクレームが約100件ありましたが、冷えルーフを導入したところ1件まで減少したそうです。
愛知県のとある工場の食品保管庫にて冷えルーフが導入されました。導入後は空調設備をほとんど使用していないそうです。また、愛知県にある別工場の新設工事でも冷えルーフが採用されました。当初はダブル折板屋根にする計画でしたが、冷えルーフを採用した結果、シングル折板・エアコンでも涼しい環境を実現できたそうです。
| 社名 | 株式会社サワヤ |
|---|---|
| 本社所在地 | 石川県金沢市駅西本町3-18-30 |
| 公式HP | https://www.308-al.co.jp/ |
暑さ対策にはさまざまな方法がありますが、工場・倉庫でまず行いたいのが遮熱対策です。遮熱とは、外の熱が室内に入るのを防ぐことです。
夏場の強い太陽光によって屋根や外壁は非常に暑くなりますが、遮熱対策をすることで、その熱が室内に伝わらないようにすることができます。工場・倉庫では、特に熱を持ちやすい「屋根」「窓」「機械」に遮熱対策をするのがおすすめ。以下で詳しく見ていきましょう。