窓ガラスからの近赤外線を60~80%カットできるクリアルマイサニーNanoについて解説しています。
TOPPANが提供する窓ガラス用の特殊金属膜コーティング剤です。既存の窓ガラスに塗るだけで遮熱効果を発揮します。この塗料は、網入りガラスやすりガラス、曲面ガラスにも対応可能。夏は涼しく、冬は暖かい環境を実現します。窓から入る太陽熱の近赤外線を60~80%カットできるほか、紫外線も97%以上カット。温度上昇による冷暖房の負荷を抑えられます。さらに可視光透過率が82%と高め。仕上がりはややブルーがかって見えますが、施工後も明るい室内環境を維持できます。
また、第三者機関にも効果が実証されているのが特徴。環境技術実証事業(ETV)のヒートアイランド対策技術分野で実証を行った技術として、2011年度には環境省よりETVロゴマーク(環境技術実証事業ロゴマーク)が交付されています(※)。

クリアルマイサニーNanoはシリーズ製品しておらず、バリエーションはありません。今後のシリーズ展開に要注目です。
このサイトでは、クリアルマイサニーNanoなど遮熱コーティング剤や塗料を調査し、工場の遮熱対策を特集しています。既存の遮熱対策に満足していない、何を選択していいのか分からない担当者の方は、ぜひ参考にしてください。
公式HPにはクリアルマイサニーNanoの施工事例画像が4枚掲載されており、高層階のガラスにも足場やクレーンを使って対応していることが分かります。大きさを問わず、網入りのガラスでも継ぎ目やムラなく塗ることが可能です。施工事例について、施工場所や施工内容などの詳細は記載されていませんでした。
| 社名 | TOPPANホールディングス株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都台東区台東1-5-1 |
| 公式HP | https://www.holdings.toppan.com/ja/ |
暑さ対策にはさまざまな方法がありますが、工場・倉庫でまず行いたいのが遮熱対策です。遮熱とは、外の熱が室内に入るのを防ぐことです。
夏場の強い太陽光によって屋根や外壁は非常に暑くなりますが、遮熱対策をすることで、その熱が室内に伝わらないようにすることができます。工場・倉庫では、特に熱を持ちやすい「屋根」「窓」「機械」に遮熱対策をするのがおすすめ。以下で詳しく見ていきましょう。