近赤外線を反射する遮熱塗料「クールタイトシリーズ」について解説しています。
屋根に塗ることで屋内の温度上昇を抑制する、夏場の暑さ対策に効果的な遮熱塗料のシリーズ製品です。主に工場や倉庫の屋根・屋上塗装に使用されています。赤外線を高反射することで屋内の温度上昇を抑え、冷房の負荷を軽減する仕組み。低汚染機能も備えているため、汚れが付きにくく遮熱性能を維持できます。
性質の異なる計6種類の製品をラインナップしているため、屋根の材質や塗装目的に合った製品を選べるでしょう。

太陽光中の近赤外線を反射するアクリルシリコン樹脂系の遮熱塗料(期待耐用年数:6~8年)。二液(反応硬化)タイプのため、幅広い下地に使用できます。低汚染機能によって、汚れの付着による遮熱性能の低下を防止できるほか、耐薬品性・耐候性・耐久性・防カビ性・防藻性などを備えているのが特徴です。

陽光中の近赤外線を反射するポリウレタン樹脂系の遮熱塗料(期待耐用年数:8~10年)です。二液(反応硬化)タイプのため、幅広い下地に使用可能。低汚染機能によって、汚れの付着による遮熱性能の低下を防止できるほか、耐薬品性・耐候性・耐久性・防カビ性・防藻性などを備えています。
このサイトでは、クールタイトシリーズなど遮熱塗料を調査し、工場の屋根向け遮熱対策を特集しています。既存の遮熱対策に満足していない、何を選択していいのか分からない担当者の方は、ぜひ参考にしてください。
施工事例はなかったため、工場ヤード(資材置き場)の屋根で実施された遮熱試験の内容を紹介します。
兵庫県某所の工場ヤード(資材置き場)にて8月に実施された試験です。金属屋根のクールタイト(シルバーグレー)を塗装した面と未塗装面の温度変化を計測した結果、未塗装面よりも12.1℃の温度低減効果が確認されました(12:00~14:00までの平均温度差を比較した結果)。
| 社名 | エスケー化研株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 | 大阪府茨木市中穂積3-5-25 |
| 公式HP | https://www.sk-kaken.co.jp/ |
暑さ対策にはさまざまな方法がありますが、工場・倉庫でまず行いたいのが遮熱対策です。遮熱とは、外の熱が室内に入るのを防ぐことです。
夏場の強い太陽光によって屋根や外壁は非常に暑くなりますが、遮熱対策をすることで、その熱が室内に伝わらないようにすることができます。工場・倉庫では、特に熱を持ちやすい「屋根」「窓」「機械」に遮熱対策をするのがおすすめ。以下で詳しく見ていきましょう。